クスリと笑える?スタンドアップコメディの楽しみ方

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こんにちは!Tomです。

友人がスタンドアップコメディをやっているということを聞きました。鑑賞しているだけではなく、自分自身もステージに立ってネタを披露しているというのです。

一体どんなネタを披露しているのだろうかという好奇心と純粋に友人の応援をしてみたいなーと思い、友人に誘ってもらってスタンドアップコメディのイベントに行ってみることにしました。

スタンドアップコメディは主に欧米で広がりを見せている文化だと思っていましたが、アジアでも各所でステージが開催されていることを知りました。せっかく友人のコメディを応援しに行くのに、何も知らないままではまずいと思い、当日までに色々と調べてみました。

日本スタンダップコメディ協会によると、スタンダップコメディとはこのような説明がされています。

スタンダップコメディとは、演者が一人でマイク一本でステージに立ち、
客席に向かってしゃべりかけるスタイルの話芸。
笑いの中に社会風刺や皮肉などを織り交ぜながら、様々な事象について語る。
欧米やアフリカなど世界中でコメディの主力となっている。

https://standupcomedy-japan.com/

まずはどんなものか見てみようと思い、Youtubeでスタンドアップコメディアンの動画をみてみましょう。

あれ、、、意味が理解出来ない内容が多い、、だけど動画内の観客は盛り上がっており笑いが生まれています。

自分の英語力が足りていないから笑えないのかと思い、内容を字幕表示をして翻訳をしてみました。その結果、やっぱり意味が理解出来ないことが多い。。。

スタンドアップコメディは、”笑いの中に社会風刺や皮肉などを織り交ぜながら、様々な事象について語る”コメディのスタイルのため、社会のこと文化のことが前提として理解出来ていないと面白さどころか意味さえ理解が難しいものだなーと思いました。

これは私に限らず、スタンドアップコメディに馴染みのない方が初めて鑑賞した際に、同じ気持ちになる方が多いかもしれません!もしこの時点で内容がよくわからなかったという方がいても大丈夫です。笑いのツボは人それぞれです。

当日に楽しむことが出来るかなーという大きな不安を抱えながらも、友人のステージの盛り上げ役にはなりたいと思い参加してきました。ということで、スタンドアップコメディのステージを鑑賞してきたので事前準備、当日の様子、感想をシェアしていきます!

事前準備

仲間を集めて日付を決める、カレンダーに予定を入れる

今回は友人がステージに立つ日が決まっていたので、その日の予定を入れました。誘ってくれた友人の周りは知り合いのコメディアンが多くいるらしく、みんなで一緒に行くことにしました。

どんなものか概略を調べる

本や雑誌で調べてみる

本屋でスタンドアップコメディのテーマで本や雑誌がないか見てみました。日本語で書籍検索される際は「スタンドアップコメディ」だけではなく「スタンダップコメディ」というキーワードで検索すると良いです。

何冊か書籍を見つけたのですが、第一印象は内容が難しそう。。。入門書、勉強、というキーワードがあり舞台を楽しむためにはなかなかハードルが高いなと思ったのが正直な感想です。

「スタンダップコメディ入門 「笑い」で読み解くアメリカ文化史」

スタンダップコメディ入門 「笑い」で読み解くアメリカ文化史
社会の矛盾と差別に抗うため変わりゆく社会と分断のなかで、コメディは一体何を表現してきたのか? ミンストレル・ショーからク

ますます当日にステージを鑑賞するのが不安になってきました。

自分が理解しやすい文化背景のネタを探してみる

Youtubeで見たのはたまたま内容が理解出来なかっただけで、私が笑えるようなネタがきっとあるはず。アジア系のコメディアンが出ている動画だったら文化背景も近いと思い、探してみました。

そうするとアジア系のコメディアンの動画を見つけたので、さっそく見てみました。

日本のコメディアンの動画もたくさんあります。RIO小池さんはニューヨークで長年活躍されている日本人コメディアンの一人です。

スタンドアップコメディアンの方について調べると俳優、声優、芸人などいろんな出自の人がいます。笑いのツボは千差万別かと思いますが、私はけっこう笑いました。

知っておいた方がよい前提知識

スタンドアップコメディは前提知識があると、いろいろなネタを聞いて楽しめる幅が広がります。初めてスタンドアップコメディを鑑賞する人は、まず下記の3つを確認しておくと良いでしょう。

  • 世界各国のステレオタイプ
  • 最近のニュース
  • 下ネタ

一つ目は、世界各国のステレオタイプを知っておくと良いです。多くの人が持っている偏見やあるあると思うことをいじることが多くあります。

Vogueが企画を出している”世界70カ国の「海外から見た私の国のイメージ」”というYoutube動画がわかりやすいです。意外な内容もあるかもしれませんが、世界各国でよく言われているステレオタイプについていろいろと確認することがあります。

二つ目は、最近のニュースを押さえておくと良いでしょう。

あなたがいつもチェックしているニュースを、いつも通り見るだけで大丈夫です。もし当日のステージに立つコメディアンの出身がわかる場合、彼らの出身地域に関するニュースを確認すると良いでしょう。

彼らは自虐ネタとして地元の話をすることも多いです。

三つ目は、下ネタです。

これは自分で勉強しましょう。

場所と費用を確認する

今回は友人の誘いで参加したイベントでしたので、あるお店の一部を借りた場所が会場になっていました。参加費は会場でドリンクを一杯を注文する費用のみでした。

コメディアンをしている友人が周りにいない人もいると思うので、日本でスタンドアップコメディを鑑賞できる場所を検索して探してみます。「スタンドアップコメディ(地域名)」で検索しました。東京ではまだまだ公に発信されている情報は少なかったです。

渋谷に「Tokyo Comedy Bar(TCB)」というコメディクラブがあります。渋谷駅から徒歩で行ける場所にありとても行きやすい場所にあります。

Home | Tokyo Comedy Bar

日本スタンダップコメディ協会は定期的にイベントを開催しています。

最新公演 - 日本スタンダップコメディ協会
日本スタンダップコメディ協会の最新の情報や公演の情報を更新しています。

費用はイベント開催をしているものは4,000円くらい、日常的に開催されるライブなどは1,000円以下でも鑑賞できるものもあります。

ワクワクする気持ちを仲間と話してテンションを上げる(重要)

スタンドアップコメディを観に行く友人と一緒に、最近話題になったニュースについてご飯を食べながら話をしました。

普段から話をしているよ、という人も多いかもしれませんが、私の場合は普段ニュースの話よりも自分たちの近況ばかりを話してました。なので、ちょっとだけ意識してニュースの話題を出して話すようにしました。

今回ステージに立つ友人はアジアの複数カ国で住んだことのある人なので、彼が住んだことのある国のステレオタイプやよく言われているイメージはなんだろうか、ということを思いながら話をしました。国や地域を知るきっかけにもなりますよね。

当日の様子

当日は東京都内にあるカフェバーのお店でイベントが開催されました。会場に着くまで鑑賞するだけなのに妙な緊張感がありましたが、イベントに慣れている友人と待ち合わせをして会場に向かったので安心感がありました。

会場に着くと、空きスペースに椅子が10脚ほど並べられていて、簡易なステージ台が設置されていました。早めに着いて自由に席を選べたので、せっかくなので一番前の席に座りました。

イベント開始を待っていると続々と来場する方が集まってきました。並べられていた椅子の数は約10脚だったのですが20名近くの人が集まりました。奥から椅子を出してきたり、立ち見の人も出るくらい人気なんだなーと思いました。

参加者の皆さんは外国人の人たちや旅行者も多かったようです。どうやら奥のスペースでバックパッカーの方々が宿泊も出来るようになっていて、宿泊者の人がそのまま一階のスペースで参加した人もいました。

スタンドアップコメディを鑑賞する方々はすごくおしゃべり好きで、イベントが始まる前に隣同士の人で話しかけたりしていました。私は内向的な性格ですが、初めて参加することを伝えると色々と教えてくれたり、知り合いを紹介してくれたり、とてもフレンドリーに接してもらえて嬉しかったです。

そして、いよいよイベントが始まりました。主催者の方のオープニングコメディからスタートしたのですが、すごく内容がわかりやすい、面白い。

彼らは、私のように初めて参加する人も含めて様々なバックグラウンドの人が集まっていることを知っています。多くの人が知っているであろうステレオタイプ、最近のニュース、下ネタを織り交ぜながら話が展開するステージはシンプルに面白かったです。

その後、主催者の方が会場の皆さんに尋ねました「本日オープンマイクに参加する人は手をあげてください」

オープンマイクって何ですか??

オープンマイクとは、立候補すれば誰もが自由にステージに立てるらしいです。私の友人はこのオープンマイクに応募してステージに立つみたいです。

ついに待ち望んだ友人の出番です。堂々とした話ぶり、軽妙なトーク、観客が思い切り笑っている景色を目の当たりにして、自分が笑うことを忘れて彼のことを尊敬していました。純粋にステージを楽しむなら知り合いの出番は見ない方が良いかも知れません(笑)

その後も続々と参加者がオープンマイクのステージに立ちました。正直に言って面白い人もいれば、まだまだ練習中の人もいました。

イベント終了後は参加者同士で交流や雑談をしました。個人的に面白かったコメディアンからネタの作り方やコツを教えてもらい、ステージの裏側を垣間見れたことが興味深かったです。

事後の感想

まず何より笑いやすい、リアクションがしやすい空気感があり純粋に楽しむことができました。観客の皆さんは国籍や出身も様々でしたが、大声で笑いますし合いの手も入れますし、基本的にリアクションが大きかったです。

もちろんネタを聞いて笑うこともありますが、会場の笑いにつられて思わず笑ってしまうということもあります。これは動画を見て楽しむだけでなく、実際のライブに参加してみたからこその醍醐味なのかなと思いました。

また、コメディアンが一方的に話し続けるだけでなく、観客とのやりとりの中で生まれる笑いがありました。

当日はインド出身の親子が観客として参加していたのですが、ステージに上がったコメディアンとのかけあいがとても面白かったです。具体的な内容はここで書くのは憚られるようなブラックジョークでした。

次にもっと楽しむとしたら、ライブを観にいく前にネタになりそうなニュースや時事情報をさっと見直しておくと自分が面白いと感じられるポイントも増えそうだなーと思いました。たくさんの笑いを楽しみたいと思ったら、大きな意味での”内輪ネタ”を理解するための前提知識を理解する必要があるということですね。

もっとスタンドアップコメディを楽しみたい、もっとたくさん笑いたいという気持ちから、ニュースに興味を持ち、文化背景や世の中のステレオタイプを知りたくなる、そんな好奇心にも駆られています。

ではまた!

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