こんにちは!Tomです。
今日は、少し前に出かけた徳島旅のことを書いてみたいと思います。
正直なところ、徳島って全国の中でも「観光地!」という派手さはないかもしれません。
でも、行ってみて分かったのは、静かで、奥行きがあって、ちょっと不思議な魅力がある場所だということです。
目立たないけど、じんわり沁みる。
そんな徳島の3日間を、じっくりご紹介します。
1日目 徳島ラーメンで、ようやく「着いた感」
旅の始まりは、ちょっとバタバタでした。羽田からの航空便がまさかの遅延で、徳島空港に着いたのはすっかり夜。
本当は夜のうちに眉山の麓まで行って夜景でも…なんて思ってたんですが、そんな元気はどこへやら。
「とにかく何か食べて寝たい」という状態で、徳島駅周辺を歩いて見つけたのが、徳島ラーメンのお店「徳島ラーメン麺八」。
徳島ラーメンって、関東や関西ではあまり見かけませんが、実は地元では超定番。
特徴は、甘辛い豚骨醤油ベースのスープに、生卵をぽとんと落とすスタイル。
私が頼んだのは、バラ肉がたっぷり入ったタイプ。味はしっかり濃いめで、白ごはんと一緒に食べるのが地元流らしいです。
卵を割ってスープに溶かすと、まろやかさが加わって、これはクセになる味わい。
一口すするごとに、旅の疲れがじんわりほどけていきました。
▶︎生卵は無料トッピングが可能なお店がたくさんあります。
2日目午前 眉山ロープウェイで、まさかの文学に出会う
2日目の朝は、徳島市のシンボル眉山(びざん)へ。
ロープウェイで登ると聞いていたので、ちょっとした観光気分で向かいました。
が、ロープウェイの出発タイミングが合わず、ちょうど15分待ちに。ここで時間を持て余すかと思いきや、これが意外な出会いに。
ロープウェイ乗り場のある阿波おどり会館の5階に、小さな展示室がありました。その名もモラエス館。
ジョゼ・モラエスさんは、ポルトガルの元海軍軍人で、日本文化に深く傾倒し、晩年を徳島で過ごした方。
日本人女性との切ない恋、異国の地に根を下ろす静かな生活…展示されていた手紙や写真には、文学的な香りが漂っていました。
ちょっとした時間のつもりが、気づけば10分以上じっくり見学。
旅の中でこんな偶然の発見があると、心がふっと豊かになります。
そのあと、ロープウェイに乗り込み山頂へ。乗車時間は5分ほど。
ゴトゴトと登っていく途中、窓の外には吉野川と太平洋の絶景が広がっていきます。
眉山の名前の由来は、そのなだらかな形が女性の眉に似ていることから。万葉集にも詠まれたほどの歴史ある山です。
山頂には、ユニークな仕掛けがありました。その名も眉毛鏡(まゆげかがみ)。
小さな台の上に立って上を見上げると、なんと万華鏡のような光の模様が映し出されるのです。
思わず「おぉ〜」と声が漏れてしまいました。
さらに、展望台には徳島の姉妹都市・アメリカのサギノー市から贈られたガゼボ(東屋)もあり、ここからの眺めも絶景。
風が心地よく、ベンチに座ってしばらく景色をぼーっと眺めてしまいました。
▶︎ロープウェイは15分間隔。朝イチが比較的空いていて狙い目です。
2日目昼 甘い豆がお好み焼きに…!?衝撃の「豆玉」
お昼は地元民に人気の「はやしのお好み焼き」さんへ。
着いたのは12時ちょうど。でも、すでに満席で整理券を渡されて外で待つことに。結局45分待ちました。
このお店で食べたのが、徳島のご当地グルメ豆玉。名前の通り、お好み焼きに甘く煮た金時豆が入っています。
「いや、甘い豆って…?」と最初は戸惑いましたが、これがびっくりするほどアリなんです。
ソースのしょっぱさと金時豆のほくほくした甘みが、絶妙にマッチ。
食べ進めるうちに、「あれ、これ普通にまた食べたくなるかも…」と思っている自分がいました。
お好み焼きって、実は地方ごとにだいぶ個性があるんですよね。徳島の豆玉、かなり印象に残る一品です。
▶︎事前に予約して行くべし。予約なしで訪れるなら開店直後か、14時以降が比較的空いています。
2日目午後 徳島城跡で見つけた、静かな歴史のかけら
食後は、歩いて行ける距離にある徳島城跡公園へ。
いまは緑あふれる静かな公園ですが、かつては蜂須賀家政が築いた名城の跡。
石垣や庭園が一部残っており、歴史の気配がふわりと漂っています。
驚いたのは、公園内に貝塚跡や徳島栄誉市民の記念碑など、ちょっとした見どころが点在していたこと。
大きな観光名所ではないけれど、こういう場所で出会う「知らなかった歴史」って、妙に印象に残るんですよね。
そして、この城跡がJR徳島駅のすぐ裏というアクセスの良さもまた嬉しい。
2日目夜 阿波おどりの“本気”を見た夜
夕方には、再び阿波おどり会館へ戻り、阿波おどりの公演を鑑賞。
客席に座った瞬間から、空気がピリリと引き締まるような緊張感。ステージに登場したのは、プロの連(れん)と呼ばれる踊り手たち。
第一声の掛け声と同時に、太鼓と三味線、そして笛の音が一気に会場を包み込みます。
男性陣の力強い跳ねるような踊りと、女性陣のしなやかで優雅な所作。そのコントラストが見事で、ずっと目が離せません。
「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損損」のフレーズの通り、観客も巻き込むインタラクティブなステージ。
途中からは、なんと私たち観客も一緒に踊るコーナーが。見よう見まねで手足を動かしてみると、最初は恥ずかしかったものの、気づけば笑顔に。
知らない人と肩を並べて、同じリズムで体を動かす。不思議と心がひとつになるような、そんな瞬間でした。
豆知識ですが、阿波おどりは400年以上の歴史を持ち、お盆の時期には徳島市内で約100万人以上が訪れる大イベント。
その“熱”の一端に触れられるのが、この会館での公演なのです。
▶︎夜の部は照明演出も華やかです!
3日目 鳴門の渦潮、自然の芸術に心を奪われる
旅の最終日。朝6:30、まだ空が白んでいる時間に支度をして出発。
向かったのは、かの有名な鳴門の渦潮。徳島駅から路線バスで約1時間、なると観光港から観潮船に乗ります。
私が乗ったのは大型船「わんだーなると」。2階デッキに立ち、潮風を感じながら海上を進む時間は、それだけでも気持ちがいい。
やがて、海面にぐるぐると渦を巻くスポットが近づいてくると、船内がざわつき始めます。
そして、ついに目の前に現れた渦潮。大きな海流がぶつかり、ぐるりと回転するその様子は、まさに自然の芸術。
波しぶきが甲板に飛び散り、風が髪をかき乱す。
ただの風景ではなく、体感として迫ってくる力強さに、全身が震えました。
この渦潮は、鳴門海峡の狭さ(わずか1.3km)と、瀬戸内海と太平洋の潮位差(最大1.5m)が原因で生まれる現象。
春と秋の大潮の時期が最もダイナミックに渦巻き、1日に見頃がある時間はわずか数時間だけという貴重なものです。
▶︎公式観潮船サイトで【渦の見頃時間】を事前に必ずチェック。小型船は要予約、大型船は当日OK。
【道の駅くるくるなると】行列覚悟のランチ
渦潮のあと立ち寄ったのが、ネットで調べて評判の良かった道の駅くるくるなると。
2022年にできたばかりで、地元でも大人気。
朝10:30に着いたのに、すでに長蛇の列。
ようやく入った大渦食堂で注文したのは、「大渦5色丼」と「鳴門わかめ汁」。
5色丼は、海鮮と地元野菜がバランスよく盛られた丼で、彩りもきれい。味は、まぁ“道の駅らしい”感じでしたが、ボリュームは満足。
道の駅ではお土産も充実していて、すだち製品や鳴門金時スイーツなど、買い物も楽しかったです。
▶︎レストラン目当てなら10時前到着を。平日も混雑必至!
徳島で見つけたおすすめのお土産
旅の締めくくりは、やっぱりお土産選び。 徳島には、他では見かけないユニークな名産がいろいろあります。
- すだち果汁・すだちポン酢:爽やかな酸味で、唐揚げや冷奴にかけるだけで一気に“徳島の味”に。
- 鳴門金時スイーツ:しっとり系のスイートポテトや、焼き菓子が人気。空港でも買えます。
- フィッシュカツ:カレー風味の揚げかまぼこ。徳島のスーパーでよく見かけるソウルフード。
- 大野海苔:地元で「白ごはんが止まらなくなる」と言われるほどの絶品海苔。ふりかけタイプもおすすめ。
まとめ:人混みを離れて、のんびり旅も悪くない
派手な観光地のような華やかさはないけれど、徳島には、そこにしかない”空気”があります。
どの場所も、時間がゆっくり流れていて、ちょっとした出会いに心を動かされる。
次の旅先、どこにしようかなと迷っているなら、あえて”地味め”な徳島、けっこうアリですよ。
それではまた!
訪れたスポット公式リンク
- 徳島ラーメン麺八
https://tokushima-menpachi.com/ - 阿波おどり会館(眉山ロープウェイ・モラエス館)
https://awaodori-kaikan.jp/ - 眉山ロープウェイ
https://awaodori-kaikan.jp/bizan-ropeway/ - はやしのお好み焼き
https://www.hayashinookonomiyaki.com/ - 徳島中央公園(徳島城跡)
https://www.city.tokushima.tokushima.jp/shisetsu/koen/chuo_koen/ - 阿波おどり会館 公演案内
https://awaodori-kaikan.jp/awaodori/ - うずしお観潮船(わんだーなると)
https://www.uzusio.com/ - 道の駅くるくるなると
https://www.kurukurunaruto.com/
