天気の良い2月の週末。
せっかく天気も良くて暖かいのだから「海が見えるところでのんびりしたいな…」と、コーヒーを飲みながら考えていたところ、思い浮かんだのが熱海でした。
温泉のイメージが強い街ですが、駅前には活気のある商店街や、おしゃれなカフェ、美味しい海の幸もたくさん。
東京から電車で1時間半ほどという手軽さも魅力です。
せっかくの晴れた休日、日帰りでふらっと行ってみることにしました。
駅前から始まる熱海のにぎわい
熱海駅に到着したのは午前11時前。
駅前に広がる商店街は、活気があって歩くだけでも楽しい雰囲気です。
干物の香ばしい香りがただようお店や、お土産屋さん、食べ歩きグルメを楽しむ人たちの姿も。
少し歩いているうちに、お腹が空いてきたので、事前にチェックしていたお店へ向かいます。
お昼ごはんは海鮮丼「五鉄」で
ランチは、駅から少し坂を下ったところにある「五鉄」さんへ。
人気店とのことで少し早めに入店したのですが、それが大正解。
まだ空いていて、すぐに席に通してもらえました。
注文したのは、見た目にも美しい海鮮丼。
新鮮なネタがたっぷりと盛られていて、それぞれの魚の味わいがしっかりと感じられます。
ご飯とのバランスもちょうど良く、添えられたお出汁で食べる出汁茶漬けもほっとする味わい。
とても満足のいく一杯でした。
お店を出るころには、店の外には長い列ができていて、
ちょっと早めに来ておいてよかったと思いながら、少し得した気分に。
海を眺めながらひと休み
ランチのあとは、少し足をのばして海のほうへ。
途中のコンビニで熱海ビールとおつまみを購入して、海岸沿いのベンチでひと休みしました。
この日の天気は快晴。
潮風にあたりながら、波の音を聞いていると、時間の流れがゆっくりに感じられます。
冬の空気の中にも、ほんの少し春の気配が感じられて、心までぽかぽかと温まるようなひとときでした。
川沿いの梅並木でお散歩
その後は、川沿いに咲く梅並木をのんびりと歩きました。
紅白の梅がちょうど見ごろを迎えていて、カメラを片手に散策する方の姿もちらほら。
派手さはないけれど、季節の花が咲いている道を歩くのは、旅のなかでも特に好きな時間です。
少し肌寒さはありましたが、風が静かで歩きやすく、いい気分転換になりました。
甘いものを求めて:熱海プリンは断念、「はしばみ」でほっと一息
「熱海に来たら、熱海プリンを食べて帰ろう!」と楽しみにしていたのですが、
お店の前には長い行列が…。時間の都合もあって、この日は断念することに。
その代わりに立ち寄ったのが、駅の近くにあるカフェ「はしばみ」さん。
ホテルの一階に併設されている落ち着いた店内で、ちょっと一息つけるような優しい雰囲気のお店です。
いただいたのは、静岡茶とみたらし団子のセット。
香り高いお茶と、ほんのり甘じょっぱいお団子が疲れた身体にじんわり沁みて、
観光の合間にぴったりの癒しの時間となりました。
小さな発見と、また訪れたくなる街
熱海の街を歩いて感じたのは、坂道の多さです。
特に、駅から海へと下っていく道は、帰りに登ることを思うと少し覚悟が必要かもしれません。
ただ、その分だけ開けた海の景色は格別で、坂の上から見下ろす眺めもまた素晴らしいものがあります。
海、グルメ、ちょっとした自然の風景。
どれも過度に観光地化されすぎておらず、程よく懐かしくて、優しい雰囲気の街でした。
日帰りでもしっかりと満喫できましたが、
今度は温泉宿に泊まって、ゆっくりと過ごす熱海も楽しんでみたいなと思いながら、帰りの電車に乗りました。
熱海旅のワンポイント
- お昼時はどこも混みがちなので、早めの時間に入店するのがおすすめです。
- 冬の熱海は、日なたは暖かいですが、日陰は風が冷たく感じることも。上着を忘れずに。
- 熱海プリンは人気店! 確実に買いたい場合は、早めの時間帯や平日を狙うと◎。
- 歩きやすい靴で来るのがおすすめ。坂道の多い街並みも楽しみやすくなります。
それではまた!
※天候や店舗営業状況は日によって異なる場合がありますので、最新情報をご確認の上での訪問をおすすめします。