日本の地方旅をもっと楽しむためのコツ6選

こんにちは、Tomです。

今回は「地方旅あるある困った話とその乗り越え方」について書いてみたいと思います。

僕自身、日本各地を旅してきましたが、大都市とはちょっと勝手が違う地方の旅。ちょっとした戸惑いもありますが、事前に知っておくだけで、心にゆとりを持って楽しめるようになります。

ということで、今回は僕自身の体験も交えつつ、地方旅でよくあるちょっとしたギャップと、それを上手に乗り越える工夫をご紹介していきます。


1. 電車が来ない? バスが分からない? 地方の交通事情と向き合う

たとえば以前、島根県を旅したときのこと。

出雲大社から足を延ばして日御碕灯台を見に行こうとしたのですが、バスは1日5本ほど。次の便まで2時間待ちという、のんびりとした旅時間を楽しむ覚悟が求められました。バス停の位置も、現地に行って初めて分かるというケースもあり、最初はやや緊張しました。

そんなときに役立ったのが「バスNAVITIME」と「駅すぱあと」。

  • バスNAVITIME:地方のバス路線もカバーしていて、停留所の位置や運行ルートが地図上で分かるのが便利です。
  • 駅すぱあと:乗り換え案内に加えて、バスとの接続も考慮したルートが検索できます。

そして、都市間の移動では以下のアプリがとても頼りになります。旅するエリアに応じて、それぞれのエリアに合わせたアプリを入れておくのがおすすめです。

  • EXアプリ(エクスプレス予約):東海道・山陽新幹線の指定席をスマホで予約・変更でき、チケットレス乗車も可能です。
  • えきねっと:JR東日本エリアの新幹線や特急列車を予約可能。早割などお得なプランも豊富です。
  • WESTER(JR西日本):特急や在来線の時刻・予約、ICOCAの履歴確認や駅構内の情報にも対応しています。

紙の時刻表も旅情があり、現地の観光案内所で聞いた情報には、その土地ならではの温もりがあります。


2. 「店が開いてない」問題と、売り切れという“想定外”

福井を旅した際、お昼を食べようと13時すぎに老舗の定食屋さんを訪れたところ、「本日の定食はすべて完売しました」と案内されました。

営業時間内でも、観光客が集中する日や時間帯には、人気メニューが早々に売り切れてしまうこともあります。特に地元の方が営む個人店では、食材の仕入れや仕込みが限られているため、無理のない営業スタイルが基本なのです。

また、地方のお店では「昼のみ営業」「夜は早めに閉店」も珍しくありません。たとえば、ラストオーダーが21時となっていても、休日だと20時ころには人気メニューが完売していることも少なくなく、それがリアルな感覚です。

便利なアプリはこちら:

  • 食べログ/Retty:定休日や営業時間のほか、最近の口コミから「今日は売り切れていた」といった現地の様子が見えてきます。
  • Googleマップ:営業時間の確認だけでなく、混雑の傾向も表示されるので、スムーズな訪問の目安になります。

お目当ての味に出会うために、少しだけ早めに行動する。それもまた、旅のちょっとした楽しみかもしれません。

または、絶対に行きたいお目当てのお店は事前に予約できるところは予約したほうが良いです。


3. ネット情報が少ない? 情報の探し方を変えてみる

地方では、検索しても詳しい情報が出てこないスポットも多くあります。中には「公式サイトなし」「InstagramのDM予約のみ」というユニークなスタイルのお店も。

僕が熊本の山あいで偶然見つけたカフェも、Googleではヒットしなかったのに、Instagramの「#熊本カフェ」でようやく見つけたという経験があります。

おすすめの情報源はこちら:

  • Instagramのハッシュタグ検索:「#地名 + カフェ/ランチ/観光」などで探すと、写真と共にリアルな雰囲気が伝わってきます。
  • ことりっぷWeb:小さな発見やストーリーが丁寧に紹介されていて、安心感のある情報源です。
  • 現地のパンフレットや地図:観光協会や道の駅で配布されている紙の情報には、ネットにはない発見が隠れています。

4. 土日は静かな町でも、観光地は大賑わい

地方の町は一見のんびりして見えても、有名な観光地は休日になると一気ににぎわいます。

松山の道後温泉本館を訪れた際、温泉に浸かったあとに郷土料理を食べようと人気店を訪れたところ、いずれも満席で入れず、結局地元の食堂を探して歩くことに。ちょっとした想定外もまた旅のスパイスですが、次回はもう少し早めに動こう、と心に刻みました。

  • 「○○ 混雑予想」とGoogleで検索すると、訪問者の傾向が見られることもあります。
  • 朝一番や夕方の時間帯は意外と穴場。
  • 可能なら平日に訪れるのがベストです。

5. キャッシュレスが使えない? 現金も旅のおともに

地方では、現金のみ対応というお店や交通機関も少なくありません。

高知を旅したとき、路線バスに乗ろうとしてSuicaを使おうとしたところ、「地元の交通ICカード『ですか』しか使えません」と言われ、あわてて財布から小銭を取り出した…ということがありました。

こうした場面に備えて、少し多めに現金を持っておくと安心です。

  • PayPayや楽天ペイ:地方でも利用できる店舗が増えてきており、財布代わりに便利です。
  • JapanTaxiなどの配車アプリ:タクシーが少ないエリアでは、アプリでの事前予約が助けになります。

6. 夏の城めぐりは“汗をかくこと”も想定して

お城好きなら一度は訪れたい城めぐり。ただし夏場は体力との勝負でもあります。

僕が真夏に姫路城を訪れたとき、石段を上るだけで汗だく。Tシャツを着替えたくなるほどでした。

快適に楽しむためのポイント:

  • ペットボトルを常備して水分補給
  • タオルや着替えのTシャツがあると爽快感が違う
  • 日傘や帽子で直射日光をガード
  • 訪問時間は朝か夕方が理想

季節ごとの魅力に合わせて、旅のスタイルも工夫したいですね。


最後に:ちょっとした「ズレ」も旅の彩りに

ここまでご紹介したことは、すべて「知っていればもっと楽しめること」ばかり。でも実際には、そうした想定外の体験も旅を彩ってくれる大切な要素なんです。

たとえば、道に迷って尋ねたおばあちゃんが「ここから5分ほどのところに、地元の人しか知らない綺麗な湧き水スポットがあるよ」と教えてくれて、導かれるままに歩いてみたら、小さな社とせせらぎのある心地よい場所にたどり着いたこともありました。

予定していた店がいっぱいで、ふらっと入った路地裏の小さなお店で絶品の郷土料理に出会えたり。

そんな出会いや寄り道こそ、心に残る旅のエッセンスになるのかもしれません。

ぜひ、ちょっとした準備と、ちょっとした余白を持って、地方旅をもっと自由に楽しんでみてくださいね。

それでは、また!

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